オーストラリアは1983年12月、為替相場(為替レート)を変動制に移行しました(*1)。一方、先進主要国は1973年に変動制に移行していました(*1)。日本も1973年に為替相場を変動制に移行しました(*2)。オーストラリアは10年遅れて、変動制に移行したのです。
オーストラリアは変動制にする前は、クローリング・ペッグをとっていました(*1)。オーストラリアでは1974年9月からクローリング・ペッグの為替相場となりました(*3)。
<引用・参考文献>
*1 『オーストラリアの金融・経済の発展』「第10章 金融の規制緩和と貨幣・為替政策」(石田高生、2005年、日本経済評論社), p388
*2 『貿易の世界史 ―大航海時代から「一帯一路」まで』(福田邦夫、2020年、ちくま新書),p292-293
*3 『オーストラリアの金融・経済の発展』「第10章 金融の規制緩和と貨幣・為替政策」, p393
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