従属変数は従属する

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 統計学の「説明変数」とは、要因側の変数です(*1)。「目的変数」とは、結果側の変数です(*1)。説明変数は別名、「独立変数」と呼ばれます(*2)。一方、目的変数の別名は「従属変数」です(*2)。従属変数は「結果側の変数」であるから、独立変数に「従属」します。

 裏社会において拳銃の価格は、ヤクザ組織間の抗争時、高騰します(*3)。拳銃の価格は、裏社会の状勢により変動することが分かります。統計学に置き換えると、「裏社会の状勢」が独立変数であり、「拳銃の価格」が従属変数となります。

<引用・参考文献>

*1 『統計学が最強の学問である[実践編]-データ分析のための思想と方法』(西内啓、2014年、ダイヤモンド社), p30

*2 『統計学入門』(盛山和夫、2015年、ちくま学芸文庫), p221

*3 『塀の中の元極道 YouTuberが明かす ヤクザの裏知識』(懲役太郎、2020年、宝島社), p27

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