2つの数値が比例し、線形の関係であれば、回帰直線で現すことができます(*1)。回帰直線を示す式が、回帰式です(*1)。
「組員の月額上納金」(x)と「親分の年収」(y)を例にします。「組員の月額上納金」を独立変数(x)、「親分の年収」を従属変数(y)とします(*1)。回帰式は以下になります(*2)。
y = a+bx
aは「切片」、bは「回帰係数」です(*2)。aの「切片」、bの「回帰係数」は、以下の計算式で求められます(*1)。
a(切片) = (yの平均値)-b×(xの平均値)
b(回帰係数) = (xとyの共分散)÷(xの分散)
<引用・参考文献>
*1 『人文・社会科学のためのカテゴリカル・データ解析入門』(太郎丸博、2005年、ナカニシヤ出版), p98-100
*2 『統計学入門』(盛山和夫、2015年、ちくま学芸文庫), p217-222
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