埼玉県秩父市の秩父神社で行われる夜祭は、テキヤ組織において大きな高市(タカマチ)として知られていました(*1)。「高市」とはテキヤ組織で用いられる言葉で、祭や縁日を意味します(*2)。寄居一家が秩父神社を庭場としていました(*1)。ちなみに庭場の世話人は、「庭主」(にわぬし)と呼ばれ、露店の場所割りの決定権を持っていました(*2)。
<引用・参考文献>
*1 『新・ヤクザという生き方』(朝倉喬司、1998年、宝島社文庫), p204-205
*2 『ヤクザに学ぶ 伸びる男 ダメなヤツ』(山平重樹、2008年、徳間文庫), p154-157
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