競馬のオッズ(的中馬券の倍率)は、計算式に基づいて決定されています。単勝式の場合、「勝ち馬の票数」を「総票数」で割り、その逆数に払戻率を掛けると、オッズが算出されます(*1)。{1÷(「勝ち馬の票数」÷「総票数」)}×払戻率、以上の計算式となります。
例えば総票数1,000のレースで、勝ち馬Aに対し250の票があり、単勝の払戻率が80%とします。計算式は{1÷(「250」÷「1,000」)}×80%となり、オッズは3.2倍となります。100円の馬券の場合、320円になって戻ってきます。
仮に勝ち馬Aに対し400の票があった場合、計算式は{1÷(「400」÷「1,000」)}×80%となり、オッズは2倍となります。100円の馬券の場合、200円になって戻ってきます。
また仮に勝ち馬Aに対し100の票があった場合、計算式は{1÷(「100」÷「1,000」)}×80%となり、オッズは8倍となります。100円の馬券の場合、800円になって戻ってきます。
オッズの計算式では、票が多い馬が勝てば倍率は低くなり、票が少ない馬が勝てば倍率は高くなっています。
ちなみに胴元側の控除率(テラ銭の割合)は「100-払戻率」で求められます。
<引用・参考文献>
*1 『オッズキングダム オッズで勝つ!極上馬券GETまでのセオリー』(大谷清文・奥野憲一・互當穴ノ守、2018年、ガイドワークス), p94-95
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