縁日や祭りの高市(タカマチ)(*1)で、テキヤが威勢のいい口上で商品を販売することを「タンカバイ」といいました(*1)。漢字では「啖呵売」と書きました(*2)。代表的なタンカバイが、バナナの叩き売りやガマの油売りでした(*2)。タンカバイは、高市の客に対するテキヤ組織の宣伝手法でした。昔のテキヤ組織の構成員には、話術が求められたことが伺えます。
<引用・参考文献>
*1 『ヤクザに学ぶ 伸びる男 ダメなヤツ』(山平重樹、2008年、徳間文庫), p464
*2 『現代ヤクザ大事典』(実話時代編集部編、2007年、洋泉社), p88
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