「チョンセ」という韓国独自の住宅賃貸システムでは、入居者(借主)は毎月家賃を支払う必要はありません。チョンセでは入居者は大家に対し住宅価格5~8割の金額(チョンセ金)を渡せば、賃貸契約を結べます(*1)。しかし入居前に大金を調達しなければなりません(*1)。一方、大家はチョンセ金を元手とする運用で収益を得ます(*1)。しかし低金利下ではチョンセ金による運用は芳しくありません(*1)。現在韓国では、チョンセではなく毎月家賃を支払う賃貸契約が増えています(*1)。
<引用・参考文献>
*1 『週刊エコノミスト』2021年4月6日号「高騰続く韓国マンション価格 文在寅政権の対応後手に」(金明中), p40-41
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