テキヤ組織による露店営業の形態の1つに「コロビ」がありました(*1)。コロビとは、地面に敷かれたゴザの上に商品を並べ、啖呵をつけて売るというものでした(*1)。コロビは別名「ビタ」とも呼ばれました(*2)。地面のゴザの上に置いても支障のない物(古道具、白布、下駄、靴等)がコロビで取り扱われました(*2)。
<引用・参考文献>
*1 『朝倉喬司芸能論集成―芸能の原郷 漂泊の幻郷』(朝倉喬司著・『朝倉喬司芸能論集成』編集委員会編、2021年、現代書館), p296
*2 『社会学選書⑪ 露店研究』(横井弘三、2021年、いなほ書房), p19-20
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