バンディドスの東南アジア進出

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 アメリカ合衆国系バイカーギャングの「バンディドス」(Bandidos)はシンガポール、マレーシア、タイに支部を設けるなど、東南アジアに進出していきました(*1)。

 バンディドスは1966年、ドナルド・チェンバース(Donald Chambers)によってテキサス州の漁村サン・レオン(San Leon)で結成されました(*2)。

 トーマス・バーカーがIOMGIA(International  Outlaw Motorcycle Gang Investigators Association)の2010年情報を基に作成した資料によれば、バンディドスはアメリカ合衆国内では中西部、南部、西部の15州に進出していました(*3)。

 シンガポールには1つの支部とバンディドスのサポートクラブが2つありました(*1)。サポートクラブの名前は「アイアン・チャリオット」(Iron Chariot)と「ゴーストライダーズ」(Ghostriders)です(*1)。マレーシアには1つの支部とサポートクラブが1つ(ゴーストライダーズ)ありました(*1)。タイには7つの支部等がありました(*1)。サポートクラブとは実質「主要バイカーギャングの傘下」に収まっているバイカー組織のことです。

<引用・参考文献>

*1 『Biker Gangs and Transnational Organized Crime Second Edition』(Thomas Barker,2014,Routledge), p216-217

*2 『The Fat Mexican: The Bloody Rise of the Bandidos Motorcycle Club』(Alex Caine,2010,Vintage Canada), p11

*3 『Biker Gangs and Transnational Organized Crime Second Edition』,p58-66

*4 『Biker Gangs and Transnational Organized Crime Second Edition』,p114-115

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