ドイツにおけるアウトロー組織のカテゴリーの1つとして「スキンヘッズ」（skinheads）があります(*1)。スキンヘッズとは「スキンヘッド運動」（skinhead movement）の影響下にあった若者達により結成された不良組織を指します(*2)。
スキンヘッド運動は、1950～1960年代イギリスの若者文化から起こりました(*2)。またスキンヘッド運動は反政府、反移民の政治的主張を持っていました(*2)。スキンヘッズ構成員の外見的特徴としては、坊主頭、労働者階級風の服装（ドックマーチン・ブーツ、サスペンダー、ミリタリージャケット）がありました(*2)。
ドイツでは主に1980年代からスキンヘッズは活動していました(*1)。スキンヘッズは主に旧東ドイツで不満を抱える10～20代の若者達(主に男性)によって構成されていました(*1)。
＜引用・参考文献＞
*1 『Encyclopedia of Gangs』「German Gangs」（Sandra M.Bucerius，2008，Greenwood Press）, p113-114
*2 『Encyclopedia of Gangs』「Skinheads」（Albert Dichiara，2008，Greenwood Press）, p217-218
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