褓負商

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 朝鮮王朝時代(1392~1897年) (*1)、朝鮮半島の行商人は「褓負商」(ほふしょう)と呼ばれていました(*2)。また朝鮮半島の露店市場は「場市」(じょうし)と呼ばれていました(*2)。17世紀後半、各地方において場市は5日毎に開かれていました (*2)。褓負商は「民間の商人」であり、主に地方の場市を活動領域としていました(*2)。

 一方、王都の漢城(現在のソウル)では官商の「市廛」(してん)が店舗を構えて、営業していました(*2)。漢城における代表的な6つの市廛は「六矣廛」(ろくいてん)と呼ばれていました(*2)。市廛に加えて「貢人」(こうじん)という調達業者も官商でした(*2)。

<引用・参考文献>

*1『韓国学のすべて』「朝鮮社会の身分制度」(桑野栄治、2002年、新書館),p96

*2『韓国学のすべて』「朝鮮社会の産業構造」(桑野栄治、2002年、新書館),p105-106

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