日歩

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 利息は一般的に「年利」で表示されます(*1)。年利(ねんり)とは「1年間につく金利」のことです(*1)。元金10万円、年利10%の借金では、債務者の年間利息は1万円になります。

 金利には年利の他に「月利」「日歩」があります。月利(げつり)は「1カ月間につく金利」のことです(*2)。元金10万円、月利10%の借金では、債務者の月間利息は1万円になります。月利を「12倍」すると、その年利を求めることができます(*2)。つまり月利10%は「年利120%」になり、元金10万円の場合、債務者の年間利息は12万円になります。

 日歩(にちぶ)は「1日につく金利」のことです(*2)。日歩は「100円」に対して1日あたりの利息を示し、「〇銭〇厘〇毛」で表わされます(*2)。1円を銭に直すと「100銭」になります。逆に1銭を円に直すと「0.01円」になります。日歩1銭は%に直すと「0.01%」(1銭÷100円)になります(*2)。元金10万円、日歩3銭(0.03%)の借金では、債務者の1日あたりの利息は30円になります。日歩を「365倍」すると、その年利を求めることができます(*2)。つまり日歩3銭(0.03%)は「年利10.95%」になり、元金10万円の場合、債務者の年間利息は1万950円になります。

 街金融業者アイチは、日歩一五銭(0.15%)の利息で金を貸していました(*3)。日歩一五銭は、年利に直すと、54.75%の利息でした。

 闇金融の世界では「トイチ(10日で10%)」「トサン(10日で30%)」「トゴ(10日で50%)」という利息がありました(*4)。トイチの場合、日歩に直すと、日歩100銭(1%)になります。トイチを年利に直すと、年利365%になります。元金10万円でトイチで借金した場合、債務者の年間利息は36.5万になります。

<引用・参考文献>

*1 『No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい金利の本』(上野泰也編著、2010年、かんき出版), p27

*2 『No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい金利の本』, p28-29

*3 『バブルの王様 森下安道 日本を操った地下金融』(森功、2022年、小学館), p67-69

*4 『DATAHOUSE BOOK 011 シノギの手口』(夏原武、2003年、データハウス), p225

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