2016年末時点で、茨城県内最大勢力のヤクザ組織は松葉会でした(*1)。茨城県内で活動するヤクザ組織の構成員(準混成員を含むのかは不明)は1,240人で、42%が松葉会の構成員でした(*1)。
松葉会主要2次団体が茨城県に拠点を置いています。現会長の伊藤芳将(在任期間:2014年~現在)を輩出した國井一家は県南東の鹿嶋市に拠点を置いています(*2)。國井一家トップは伊藤央です(*3)。伊藤央は伊藤芳将の実弟です(*3)。
県北の日立市には助川一家が拠点を置いています(*2)。助川一家トップは理事長の関孝司です(*2)。県中央の県庁所在地・水戸市には鯉淵一家が拠点を置いています(*2)。鯉淵一家トップは組織委員長の郡司東光です(*2)。県南の取手市には岡一家が拠点を置いています(*2)。岡一家トップは渉外委員長の小林富佐男です(*2)。
松葉会は県北から県南まで茨城県全体に勢力を張っている印象です。
また2014年3月松葉会からの脱退勢力により発足された松葉会関根組(2017年「関東関根組」に改称)の2次団体も茨城県に拠点を置いています(*4)。関東関根組トップは大塚成晃で、小島一家の出身です(*4)。小島一家は県南の土浦市に拠点を置いています(*4)。現在、大塚成晃は小島一家のトップも務めています(*4)。県南のつくば市には天長一家が拠点を置いています(*4)。天長一家トップの長濱旨男は関東関根組本部長でもあります(*4)。
<引用・参考文献>
*1 『実話時代』2018年2月号「二〇一八年度版 全国ヤクザ勢力地図 群雄割拠、再び!」(人数はすべて警察資料によるものと考えられる), p17
*2 『実話時代』2017年3月号, p29-30
*3 『実話時代』2018年6月号, p34-37
*4 『実話時代』2017年6月号, p23-25
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