覚醒剤の末端価格(消費者価格)は1パケ(0.3g)1万円でした(*1)。消費者は覚醒剤を最小で1パケから購入できました。覚醒剤1回分の使用量は0.02~0.03g でした(*2)。1パケに約10回分の使用量が入っていました。しかし覚醒剤を使用するにつれ、耐性ができ、1回の使用量は多くなります(*3)。
覚醒剤の末端価格は盆暮れ、つまり8月と12月末に、二倍近く上がると言われてきました(*4)。覚醒剤の大元締めが、価格上昇を目的に、流通量を少なくするからです(*4)。8月と12月末、覚醒剤の末端価格は1パケ約2万円だったことが分かります。
<引用・参考文献>
*1 『日刊ゲンダイ』2016年2月16日号(15日発行)「溝口敦の斬り込み時評<245>」
*2 『日刊ゲンダイ』2016年2月23日号(22日発行), p15
*3 『裏社会 噂の真相』(中野ジロー、2012年、彩図社), p223
*4 『極道のウラ情報』(鈴木智彦、2008年、宝島SUGOI文庫), p27
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