1/2確率で勝てる賭博の必勝法として知られているのがマーチンゲール法です(*1)。1/2確率賭博の1つに丁半があります。丁半は、勝った場合賭け金と同額の配当金がもらえ、負けた場合賭け金が没収されます(*2)。マーチンゲール法とは、「負けた際の賭け金の倍額」を次の勝負の賭け金とする方法です(*1)。
例えばA氏は丁半1回目の勝負で、丁に1万円賭けたものの、半が出て1万円没収されます。2回目、A氏は1万円の倍額の2万円を半に賭けますが、丁が出て2万円没収されます。3回目、A氏は2万円の倍額の4万円を半に賭け、半が出て4万円の配当金をもらいます。丁半(1~3回)におけるA氏の収支は、1回目マイナス1万円、2回目マイナス2万円、3回目プラス4万円で、計プラス1万円です。
負け続けても、最後に勝てれば、収支をプラスにさせられるのがマーチンゲール法の魅力です。しかし負け続けているうちに、賭け金がなくなることがあります。お金持ちのみとれる策ともいえます。
<引用・参考文献>
*1 『賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム』(伊藤拓馬、2015年、立東舎), p32
*2 『賭けずに楽しむ日本の賭博ゲーム』(伊藤拓馬、2015年、立東舎), p16-17
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