太平洋戦争終了後(1945年以降)、日本の主要都市において「闇市」が生まれました(*1)。社会党の片山哲内閣(1947年5月~1948年3月)時(*2)、闇市の規制が厳しくなりました(*1)。片山哲内閣時、テキヤ組織尾津組トップの尾津喜之助が、不法占拠の容疑などで逮捕されました(*1)。尾津組は新宿駅東口エリアの闇市を取り仕切っていました(*3)。片山哲内閣発足前の1947年4月衆議院議員総選挙で、尾津喜之助は日本自由党から出馬していました(*1)。結果、尾津喜之助は落選しました(*1)。1946年5月~1947年5月は第1次吉田茂内閣でした(*4)。吉田茂は日本自由党を率いていた為(*1)、当時の日本自由党は与党でした(*4)。尾津喜之助は当時の与党から、国政の衆議院議員総選挙に出たことになります。
<引用・参考文献>
*1 『裏社会「闇」の構図 ヤクザとカタギの黒い関係』(礒野正勝、2011年、文庫ぎんが堂), p110-114
*2 首相官邸のサイト(https://www.kantei.go.jp/jp/rekidainaikaku/046.html)
*3 『任俠 実録日本俠客伝②』(猪野健治、2000年、双葉文庫), p93
*4 首相官邸のサイト(https://www.kantei.go.jp/jp/rekidainaikaku/045.html)
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