不動産屋の利幅は大きいと言われています。要因として「単価の高さ」「在庫がないこと」が主に挙げられます(*1)。都心中古物件の売買の場合、売買価格は数千万円になります。国土交通省の告示では、不動産屋の仲介手数料の上限は「売買価格×3 % + 6万円+消費税」です(*2)。2,000万円の売買価格の仲介手数料は、66万円(消費税除く)になります。また不動産屋は基本的に「売主」と「買主」を仲介する仕事である為、「在庫」を持ちません(買取を行う不動産屋も実際ありますが、今回の記事では無視させてください)。不動産屋が「売主」から物件を購入した後に、「買主」に販売するということはしません。不動産屋には「仕入」という費用がないのです。
<引用・参考文献>
*1 『経験ゼロでもムリなく稼げる! 小さな不動産屋のはじめ方』(松村保誠、2016年、同文舘出版), p14-16
*2 不動産・住宅サイト SUUMO(スーモ)「住宅用語大辞典」
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