テキヤ業界では「花又一門」(花又系統のテキヤ組織群、その系統の一人親方群)が活動していました(*1)。1986年結成された「東北神農同志会」(東北で活動するテキヤ組織の親睦団体)には、テキヤ17家名が加盟しました(*1)。花又は17家名の1つでした(*1)。つまり花又一門の東北勢力は東北神農同志会に加わっていたのでした。
1984年頃「宮城七日会」(宮城県で活動するヤクザ組織の親睦団体)に「花又連合会」が加盟していました(*2)。宮城県の花又連合会は仙台市に本部を置いていました(*2)。
また北海道でも花又一門の組織が活動していました(*3)。東北や北海道において活動歴があることから、花又一門は広範囲に活動していたことが考えられます。
<引用・参考文献>
*1 『SANWA MOOK ウラ社会読本シリーズ⑤ 極東会大解剖 「強さ」を支えるのは流した血と汗の結晶だ!』(実話時代編集部編、2003年、三和出版), p84
*2 『ヤクザ伝 裏社会の男たち』(山平重樹、2000年、幻冬舎アウトロー文庫), p223-224
*3 『ヤクザ伝 裏社会の男たち』, p210
コメント