神戸山口組2次団体数の減少

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 2015年8月山口組が分裂、脱退派により神戸山口組が結成されました(*1)。結成時(2015年8月)の神戸山口組傘下団体(2次団体)数は、13団体でした(*2)。13団体の内訳は山健組、宅見組、俠友会、奥浦組、池田組、正木組、毛利組、黒誠会、松下組、西脇組、雄誠会、大志会(後に大門会に改称)、真鍋組でした(*2)。13団体は全て、山口組2次団体でした。

 以後、山口組からの移籍組(熊本組、東生会、古川組、木村會、五龍会)(*3)、組織復活組(誠会、澄田会、英組、山川組、中野組、太田興業)(*3)が加わり、2016年8月神戸山口組2次団体数は24団体となりました(*2)。

 2016年12月太田興業傘下の健心連合会が内部昇格する形で、神戸山口組2次団体となりました(*4)。2017年3月、神戸山口組2次団体数は25団体でした。

 2017年4月山健組内の織田絆誠を中心とする一派が山健組及び神戸山口組を脱退、任俠団体山口組(現「絆會」)を結成しました(*5)。神戸山口組2次団体・真鍋組も織田絆誠の動きに追随、神戸山口組を脱退しました(*5)。

 2018年4月、山健組傘下の邦楽會が内部昇格する形で、神戸山口組2次団体となりました(*6)。2019年10月神戸山口組2次団体数は24団体でした(*7)。2017年3月の25団体から「真鍋組」「健心連合会」が抜け、「邦楽會」が加わり、24団体(2019年10月)が構成されていました。

 しかし2019年12月以降、2019年12月太田興業解散、2020年年明け誠会解散、2020年5月雄誠会解散という3団体の解散がありました(*8)。現在(2020年5月)神戸山口組2次団体数は21団体です。2019年10月に比し、2次団体数は12.5%減少しています。山口組若頭・髙山清司の出所(2019年10月)以降、山口組が神戸山口組に対する攻勢を強めたことも(*8)、神戸山口組2次団体数減少の一因として考えられます。

<引用・参考文献>

*1 『週刊実話増刊12月20日号 週刊実話ザ・モンスターVol.3』(2019年、日本ジャーナル出版), p123

*2 『別冊 実話時代 山口組分裂闘争完全保存版』(2016年10月号増刊), p19-22

*3 『別冊 実話時代 山口組分裂闘争完全保存版』, p87-97

*4 『別冊 実話時代 龍虎搏つ!広域組織限界解析Special Edition』(2017年6月号増刊), p110

*5 『週刊実話増刊12月20日号 週刊実話ザ・モンスターVol.3』, p124

*6 『週刊実話増刊12月20日号 週刊実話ザ・モンスターVol.3』, p100

*7 『週刊実話増刊12月20日号 週刊実話ザ・モンスターVol.3』, p102-103

*8 『週刊実話』2020年5月28日号, p32-34

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