1912年「中華民国」が中国で建国されました(*1)。中国の前政権は清朝でした。中国東北地方(現在の遼寧省、吉林省、黒龍江省)いわゆる満洲では、1916年張作霖をトップとする地方政権が誕生しました(*1)。張作霖の地方政権は、1928年の張作霖爆殺事件まで続きました(*1)。
当時の吉林省、黒龍江省において、駐屯軍はアヘン事業に関与していました(*2)。奉天省(現在の遼寧省)に比し、当時の吉林省と黒龍江省の農業生産力は低かったです(*2)。軍隊維持費用を得る目的もあり、駐屯軍はアヘン事業に関与したと考えられます。
<引用・参考文献>
*1 『馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国』(澁谷由里、2017年、講談社学術文庫), p259-261
*2 『馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国』, p205
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