マーケティングの世界には「フリーミアム」という用語があります(*1)。フリーミアムとは、基本サービスを無料とする一方、特別なサービスを使用したい人に対して課金するという販売促進の概念です(*1)。
違法薬物ビジネスにおいても「フリーミアム」に似た販売方法はとられてきました。過去の日本においてマリファナやコカインを入れたパケ(小袋)を見込み客に無料で渡し、新規客の獲得を図った売人がいました(*2)。
無料でマリファナやコカインを消費した者の中には、追加消費を求め新規客となる者もいたはずです。
<引用・参考文献>
*1 『改訂版 マーケティング用語図鑑』(野上眞一、2021年、新星出版社), p271
*2 『薬物売人』(倉垣弘志、2021年、幻冬舎新書), p192,196
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