LPレコード

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 LPレコードのLPとは、「Long Playing」の略です(*1)。LPレコード登場以前の主な音楽ソフト録音・再生媒体は「SPレコード」でした(*1)。SPとは「Standard Playing」の略です。SPレコードでは音源収録時間は3~5分でした(*1) (*2)。一方、LPレコードでは音源収録時間は約30分でした(*1)。つまりLPレコードはSPレコードに比し6~10倍の収録容量を持っていました。ちなみに1980年代初頭に誕生したCD(Compact Disc)の音源収録時間は70分超でした(*2)。

 大きさはLP、SPレコードともに12インチ(直径30cm)でした(*2)。

 SPレコードはシェラックを素材とする一方、LPレコードは塩化ビニールを素材としました(*1)。LPレコードはSPレコードに比し、丈夫で軽かったです(*1)。LPレコードはSPレコードより優れた商品価値を持って、登場したことが窺えます。

 LPレコードは1948年に発売されました(*2)。日本には1951年にLPレコードが入ってきました(*1)。

<引用・参考文献>

*1 『東京レコ屋ヒストリー』(若杉実、2016年、シンコーミュージック・エンタテイメント), p19-20

*2 『1冊でわかるポケット教養シリーズ ジャズの聴き方を見つける本』(富澤えいち、2021年、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスミュージックメディア部), p133

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