オーストラリアには「モーターサイクル連合評議会」(United Motorcycle Councils)という評議会があります(*1)。モーターサイクル連合評議会の運営主体は、バイカーギャングです(*1)。オーストラリアの多くのバイカーギャングが参加し、モーターサイクル連合評議会を運営しています(*1)。
モーターサイクル連合評議会の目的としては、バイカーギャング取締りの法律制定に対する抑止、情報発信があります(*1)。簡単にいえば、モーターサイクル連合評議会とは「広報機関」の役割を果たしているといえます。広報活動では、バイカーギャング関連の問題に対する意見、警察組織の主張に対する反論等を、モーターサイクル連合評議会のスポークスマンが述べています(*1)。モーターサイクル連合評議会は州別で活動しており、活動していない州もあります(*1)。
<引用・参考文献>
*1 『Patched: The History of Gangs in New Zealand』(Jarrod Gilbert,2021,Auckland University Press), p281-282
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