2020年頃のロンドンにおいてコカインは大麻に次いで需要の高い違法薬物です(*1)。ロンドンの末端小売価格は1gあたり30~100ポンドです(*1)。
ロンドンで流通するコカインのほとんどは、コロンビアの麻薬組織からのものです(*1)。卸売組織はコロンビアの麻薬組織から1kg(1,000g)あたり約1,500ポンドで調達しています(*1)。またイギリス国内ではコカインは「混ぜ物」を入れられた上で、密売されました(*1)。
ちなみに2001年以前のロンドンにおいて2.25kgの純正コカインの相場は約15万ドルだったと考えられています(*2)。2.25kgという重さ、純正という品質から、この約15万ドルは、末端小売市場ではなく、卸売市場の価格帯であったと考えられます。また同時期のマイアミ(アメリカ合衆国フロリダ州)では2.25kgの純正コカインの相場は約4万5千ドルだったと考えられています(*2)。
2002年以前のヨーロッパ大陸の末端市場においてコカイン1gは110~120ユーロで密売されていました(*3)。
ちなみに2015年時のアメリカ合衆国のアトランタ市(ジョージア州)でのコカイン卸売価格は1kgあたり約4万ドルだったといわれています(*4)。
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<引用・参考文献>
*1 『The Real Top Boys: The True Story of London’s Deadliest Street Gangs』(Wensley Clarkson, 2020, Welbeck), p295
*2 『Cocaine: An Unauthorized Biography』(Dominic Streatfeild,2003,Picador),p464
*3 『[文庫クセジュ] 合成ドラッグ』(ミシェル・オートフイユ/ダン・ヴェレア著、奥田潤/奥田陸子訳、2004年、白水社),p26
*4 『TRAP HISTORY:ATLANTA CULTURE AND THE GLOBAL IMPACT OF TRAP MUSIC』(A.R.SHAW,2020,Bluefield Media, LLC), p100
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