全国定例会義における加重投票制

  • URLをコピーしました!

 規模の大きいバイカーギャングでは、各支部の支部長(president)は全国定例会議(regular national meetings)の出席を義務づけられていました(*1)。

 各支部の意思決定は、支部内の定例会議において「構成員の投票」によりなされていました(*2) (*3)。

 組織によっては、全国定例会議においても意思決定は、支部内の定例会議同様「投票」によりなされていました(*3)。全国定例会議において、各支部長が「投票者」となりました(*3)。票数は「各支部の構成員数」に応じて加重された為、支部ごとに票数は異なっていました(*3)。つまり全国定例会議では、一支部一票の制度はとられず、加重投票制がとられていたのです。

<引用・参考文献>

*1 『Outlaws: Inside the Hell’s Angel Biker Wars』(Tony Thompson,2012,Hodder Paperback), p368

*2 『Biker Gangs and Transnational Organized Crime Second Edition』(Thomas Barker,2014,Routledge),p99

*3 『Outlaws: Inside the Hell’s Angel Biker Wars』, p105

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次