週刊誌の写真に写る神戸山口組の若頭代行・織田絆誠はいつもスマートフォンを片手に握りしめています。織田絆誠の撮られる写真は、事務所入りなど移動時の場面が多いです。通常スマートフォンは歩く時、ポケットやカバンの中に収められます。しかし、移動時の織田絆誠においては、スマートフォンの収まり場所は手のひらになっています。スマートフォンを片手で持つと、片手が塞がる為、何かと支障を生じます。織田絆誠はあえて不便な移動行動をとっています。
移動時もスマートフォンを片手に持つ利点として、電話にワンコールで出られることがあります。上下関係の厳しいヤクザ社会において、上の立場の人間からの電話には早く出ることが求められます。高い地位に就いた今でも、「電話に早く出る」という考えが内在化しているので、「スマートフォンを片手で持つ」という振る舞いとして現れているいのかもしれません。若い組員達の見本にはなります。
実用的な面で、移動時スマートフォンを片手に持っていることも考えられます。頻繁に電話がかかってくる、加えてどの電話も至急応じる必要がある場合、人はすぐに電話に出られる態勢をとります。神戸山口組は現在、日本のヤクザ組織の中でも、最も活動量が多いヤクザ組織です。実務面を取り仕切る人間は多忙を極めざるをえません。つまり織田絆誠が移動時スマートフォンを握りしめている姿から、織田絆誠が神戸山口組内で重要な仕事を担っていることが窺い知ることができます。
日本のヤクザ組織において、電話を早く出られない若い組員に対して「神戸の織田絆誠は歩く時もスマホを片手に持ってるんだ。オマエも見習え」という言葉が叱る際の常套句になるかもしれませんね。
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