日本で生まれた覚醒剤・メタンフェタミン

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 覚醒剤は日本において、覚醒剤取締法制定の1951年から違法薬物となりました(*1)。1951年以前覚醒剤は「ヒロポン」という商品名で気管支喘息やうつ病の治療薬、滋養強壮剤として使用され、合法的な存在でした(*1)。覚醒剤は化学物質です(*1)。覚醒剤の化学物質には主にアンフェタミンとメタンフェタミンがあります(*1)。メタンフェタミンは日本で生まれた覚醒剤です(*1)。メタンフェタミンはアンフェタミンに比し、約40倍の強さがあるといわれています(*1)。

 1990年代半ば以前、覚醒剤の身体注入方法は、主に静脈注射でした(*1)。1990年代半ば以降、加熱吸煙法が流行りだしました(*1)。覚醒剤粉末をガラスパイプの中や、アルミホイルの上に置き、下から加熱し気化させ、口から吸いこむ方法です(*1)。加熱吸煙法は注射の跡が残りません(*1)。

<引用・参考文献>

*1 『薬物依存症』(松本俊彦、2018年、ちくま新書), p79-87

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