GHQの団体等規正令

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 1945年8月太平洋戦争に敗れた日本はアメリカに占領されました。占領時、日本政府に影響を及ぼしたのが連合国軍総司令部(GHQ)でした(*1)。GHQはヤクザ組織を解散に追い込む為、1949年4月団体等規正令を発布しました(*1) (*2)。

 団体等規正令の対象を受けた組織は一部を挙げると、関根組(*1)、住吉一家浦上一派(*3)、山口組(*4)、太政官(*5)でした。関根組は1949年解散したものの、旧関根組勢力が1953年松葉会を結成しました(*1)。山口組は1950年神戸・湊川神社で「解散式」を行ったものの、実際は解散せず組織活動を続けていきました(*4)。

 当時の山口組トップは田岡一雄でした(*6)。田岡一雄は1946年山口組三代目組長(在任期間:1946~1981年)に就任しました(*6)。1964年以降の警察庁による取締り強化(通称:「第一次頂上作戦」)を受けて、他団体が解散する中、山口組は解散しませんでした(*6)。田岡一雄は1950年の解散式を屈辱的な出来事と捉えていたのかもしれません。

 後に1951年のサンフランシスコ平和条約発効により、団体等規正令は廃止されました(*2)。太政官は関西の組織で解散後、四国高松の旧太政官勢力が若林組を結成しました(*5)。

<引用・参考文献>

*1 『洋泉社MOOK・ヤクザ・指定24組織の全貌』(有限会社創雄社・実話時代編集部編、2002年、洋泉社), p155-156

*2 『昭和のヤバいヤクザ』(鈴木智彦、2019年、講談社+α文庫), p177

*3 『実話時代』2018年9月号, p45

*4 『実話時代』2018年9月号, p43

*5 『山口組の100年 完全データBOOK』(2014年、メディアックス), p72

*6 『洋泉社MOOK・ヤクザ・指定24組織の全貌』, p16-26

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