経済ヤクザ

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 「経済ヤクザ」という言葉があります。「経済ヤクザ」という言葉は、資金獲得に長けたヤクザ組織の構成員という意味合いで、用いられていると考えられます。ヤクザ組織を長年取材するジャーナリスト・溝口敦氏は、経済ヤクザの実力を測る指標として「1~2日で調達できる金額」を挙げています(*1)。即時に巨額の金を用意できる構成員が、優れた「経済ヤクザ」を意味します。優れた「経済ヤクザ」になる為には、巨額の現金を保管しておく、即時に現金を用意できるフロント企業や企業舎弟を複数抱えておく必要があることが分かります。

 「経済ヤクザ」として知られた人物として山口組若頭・宅見勝(在任期間:1989~1997年)がいました(*1) (*2)。当時宅見勝は500億円を持っていたとされています(*1)。

<引用・参考文献>

*1 『山口組三国志 織田絆誠という男』(溝口敦、2018年、講談社+α文庫), p130

*2 『山口組の100年 完全データBOOK』(2014年、メディアックス), p447,450

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