2020年9月20日時点において、プロ野球セリーグ本塁打数トップにつけているのは、巨人の岡本、阪神の大山の2人です(*1)。2人とも21本塁打を記録しています(*1)。
本塁打以外の打撃データを以下見てみましょう(*1)。
・岡本の打席数 318
・大山の打席数 293
・岡本の打数 285
・大山の打数 269
・岡本の安打数 78
・大山の安打数 72
・岡本の単打数 37
・大山の単打数 57
*単打数=安打数-(二塁打数+三塁打数+本塁打数)
・岡本の三振数 51
・大山の三振数 54
・岡本の四球数 31
・大山の四球数 19
以上のデータを「確率」にして見ていきましょう。
*小数点第4位四捨五入
・岡本の打率 0.274
・大山の打率 0.268
*打率=安打数÷打数
・岡本の単打の割合 0.130
・大山の単打の割合 0.212
*単打の割合=単打÷打数
・岡本の三振の割合 0.160
・大山の三振の割合 0.184
*三振の割合=三振数÷打席数
・岡本の四球の割合 0.097
・大山の四球の割合 0.065
*四球の割合=四球数÷打席数
以上から、「打率」においては岡本が大山より優れていることが分かります。「単打の割合」においては、大山の方が岡本より高いです。大山は岡本に比べて、「ボールを当てにいく」バッティングをしている機会が多いことが分かります。
「三振の割合」においては、大山に比べて、岡本の三振の確率は低いです。「四球の割合」においては、大山に比べて、岡本の四球の確率は高いです。四球の割合は、「相手バッテリーから勝負を避けられた」という要素も含みますが、バッターの選球眼の良さを示します。三振と四球の面においては、岡本が大山よりも優れていることが分かります。
<引用・参考文献>
*1 スポーツニッポン2020年9月21日11版B, p6
コメント