テキヤ組織の機関誌

　テキヤ組織の機関誌として知られたのが『限りなき前進』でした(*1)。『限りなき前進』創刊号は1979年に発行されました(*1)。発行元は関口グループの2次団体・三浦連合会でした(*1)。関口グループは1979年から「極東関口会」という組織名を名乗りました(*2)。1990年極東関口会は「極東会」に改称されました(*1)。

　一方、三浦連合会は1985年「眞誠会」に改称され、また2002年眞誠会は「松山連合会」に改称されました(*3)。『限りなき前進』の発行元は、極東会2次団体・松山連合会の源流の組織だったことが分かります。

　『限りなき前進』は2000年まで発行されました(*1)。最終号は55号でした(*1)。55号の発行元は極東会2次団体・眞誠会だったことになります。『限りなき前進』は年3回のペースで発行されていました(*4)。

＜引用・参考文献＞

*1 『SANWA MOOK ウラ社会読本シリーズ⑤ 極東会大解剖 「強さ」を支えるのは流した血と汗の結晶だ！』（実話時代編集部編、2003年、三和出版）, p116-127

*2 『SANWA MOOK ウラ社会読本シリーズ⑤ 極東会大解剖 「強さ」を支えるのは流した血と汗の結晶だ！』, p16

*3 『洋泉社MOOK・勃発！関東ヤクザ戦争』（有限会社創雄社『実話時代』田中博昭編、2002年、洋泉社）, p81,

*4 『裏社会　闇の首領たち』（礒野正勝、2012年、文庫ぎんが堂）, p158