アメリカ合衆国のスポーツ賭博

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 2021年時点アメリカ合衆国50州のうち29州がスポーツ賭博を合法化していました(*1)。一方カジノ(ラスベガス型)は、 2019年時点24州で合法化されていました(*2)。アメリカ先住民研究者でカジノ事情にも詳しい野口久美子は、高額賭け金で遊べるカジノを「ラスベガス型カジノ」としていました(*3)。

 ラスベガス型カジノでは、ポーカーやブラックジャック等のカードゲーム、ルーレット、クラップスなどのゲームがありました(*3)。またアメリカ合衆国には「ラスベガス型カジノ」ではないカジノ(例:ビンゴ場)もあります(*3)。1979年12月フロリダ州セミノール保留地において、アメリカ合衆国で初めてビンゴ場(セミノール・ビンゴ)が開かれました(*4)。1980年時点セミノール・ビンゴにおける賭け金の上限は9,000ドルでした(*4)。

 近年アメリカ合衆国ではスポーツ賭博合法化の動きが盛んなようです。2018年にはニュージャージー州がスポーツ賭博を合法化しました(*5)。当時同州ではアトランティックシティにあるカジノの売上が減少した結果、カジノ関連の税収減に直面していました(*5)。1976年ニュージャージー州はカジノを合法化していました(*6)。同州は新たな税源としてスポーツ賭博に目をつけ、合法化に踏み切りました(*5)。2018年時点、同州のスポーツ賭博税率は、実店舗で8%、インターネットで13%でした(*5)。

 アメリカ合衆国以外の国でもスポーツ賭博が盛んです。特にインドはクリケットを賭け対象とする違法賭博が盛んです(*7)。

<引用・参考文献>

*1 『週刊エコノミスト』2022年1月18日号「海外企業 13 シーザーズ・エンターテインメント」(宮川淳子), p42-43

*2 『インディアンとカジノ ― アメリカの光と影』(野口久美子、2019年、ちくま新書),p163-164

*3 『インディアンとカジノ ― アメリカの光と影』,p152

*4 『インディアンとカジノ ― アメリカの光と影』,p136,171-172

*5 『週刊エコノミスト』2018年12月11日号「N.Y. スポーツ賭博合法化の波 待てぬギャンブラーたち」(伊熊啓輔), p58

*6 『Gambling Cultures  Studies in history and interpretation』「THE ROLE OF THE STATE IN THE EXPANSION AND GROWTH OF COMMERCIAL GAMBLING IN THE UNITED STATES」(Vicki Abt,2014,Routledge),p192-193

*7『ギャンブリング害-貪欲な業界と政治の欺瞞-』(レベッカ・キャシディ著、甲斐理恵子訳、2021年、ビジネス教育出版社), p309

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