セネガルと賭博

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 西アフリカのセネガルでは「ロナーゼ」(LONASE)という国営機関が宝くじを管理しています(*1)。LONASEは「Loterie Nationale du Senegal」(セネガル国営宝くじ)の略になります(*1)。元々ロナーゼは1966年に民間企業として誕生しましたが、1978年完全国有化されました(*1)。ロナーゼは1966年から国営宝くじ(Loterie Nationale)を販売していました(*1)。

 1985年「ロト」(Loto)が販売開始されました(*1)。ロトは毎週販売され、高額賞金(平均100~400万CFAフラン)を特徴としていました(*1)。1986年には競馬(フランスの競馬を対象)、1987年にはサッカー賭博(ヨーロッパの試合を対象)がセネガルで合法的に始まりました(*1)。ロト、競馬、サッカー賭博に関してもロナーゼが管理しました(*1)。法律上ロナーゼは国家に対し総売上高の10%を納める必要がありました(*1)。

 裏社会において西アフリカは2004年以降、重要なコカイン密輸経路となりました(*2)。セネガルの首都ダカールは、合法及び違法領域においても西アフリカでは経済的に重要な都市です(*3)。

<引用・参考文献>

*1 『Gambling Cultures  Studies in history and interpretation』「GAMBLING IN CAMEROON AND SENEGAL:A RESPONSE TO CRISIS ?」(Gabrielle A.Brenner,Martial Lipeb and Jean-Michel Servet,2014,Routledge), p169

*2 Adam Sandor .(2016). Border Security and Drug Trafficking in Senegal:

AIRCOP and global security assemblages, Journal of Intervention and Statebuilding, 10:4,p490

*3 Adam Sandor .(2016). Border Security and Drug Trafficking in Senegal:

AIRCOP and global security assemblages, Journal of Intervention and Statebuilding, 10:4,p497-498

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