「割引金融債」という金融商品がありました(*1)。購入時は「額面価格から利息を割引いた価格」で買い、償還時に「額面価格」の現金を受け取れる債権でした(*1)。
例えば「額面100万円利息5%償還期間3年」の割引金融債の場合、95万円で買い、3年後100万円を受け取りました。
日本興業銀行、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行、商工中金、農林中金、東京銀行が割引金融債を発行していました(*2)。
物価上昇期に弱い金融商品でしたが、物価下落期に強い金融商品でした。割引金融債は無記名で購入できたことも特徴でした(*1)。マネーロンダリングに利用された金融商品でもありました。
割引金融債は物体としては紙一枚であり、貸金庫に入りました(*2)。貸金庫は最も大きなサイズで高さ14cm、幅28cm、奥行き53cmであり、多額の現金を収めるには限界がありました(*2)。
<引用・参考文献>
*1 『株式市場の黒幕とヤクザマネー』(松本弘樹、2009年、宝島SUGOI文庫), p122
*2 『銀行の本店はなぜ仰々しいのか? 金融業界の謎』(鈴木雅光、2026年、幻冬舎新書),p254-256
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