流通の世界では「片荷(片道)輸送」という言葉があります。片荷輸送とは、往路と復路において、一方の経路では貨物があるが、もう一方の経路では貨物がない輸送を指します(*1)。片荷輸送は、輸送効率が悪いです(*1)。トラックの場合、貨物がない移動でも、ガソリンは消費されます(*2)。北海道のような広い地域の片荷輸送では、輸送効率が特に悪化します(*2)。
船は、船腹を空にしたまま、航海できませんでした(*3)。タンカーは往路時(石油を仕入れに行く時)、水を満載して、吃水(船体が水面下に沈んでいる深さ)を深くしていました(*3)。
<引用・参考文献>
*1 『基本ロジスティクス用語辞典 〔第3版〕』「片荷輸送」(長峰太郎、2009年、白桃書房),p30
*2 『奇跡の小売り王国 「北海道企業」はなぜ強いのか』(浜中淳、2022年、講談社+α新書), p232-233
*3 『江戸の都市計画』(鈴木理生、2024年、ちくま学芸文庫),p262-263
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