レッドファーン

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 オーストラリアの大都市シドニー(ニューサウスウェールズ州)には「レッドファーン」という地域があります(*1)。1970年代から先住民のアボリジニがレッドファーンに居住するようになりました(*2)。レッドファーンはシドニーの国際空港に近いです(*2)。

 レッドファーンにおいてアボリジニの為に住宅建設が進められたエリアは「ブロック」と呼ばれました(*1)。1990年代のブロックでは違法薬物の売買が盛んでした(*1)。2004年にはレッドファーンで暴動が起きました(*1)。

 「5T」等のヴェトナム系の若者ギャングがレッドファーンに進出、アボリジニの若者と組むようになりました(*2)。ヴェトナム系の若者ギャングがヘロインを東南アジアの「黄金の三角地帯」(ミャンマー、ラオス、タイの三国国境地帯)からオーストラリアに密輸していました(*2)。末端市場では「0.2gのヘロイン」(通称:テイスト)が50豪ドルで密売されていました(*2)。

 オーストラリアのヘロイン売買で有名だった都市がキャブラマタ(ニューサウスウェールズ州フェアフィールド市)でした(*3)。

 1975年4月30日サイゴン(南ヴェトナム首都)陥落にて、南ヴェトナム政府は崩壊し、南ヴェトナムの役人らは国外に脱出しました(*4)。当時オーストラリアのウィットラム首相はヴェトナム難民を受け入れました(*4)。

<引用・参考文献>

*1 『猫に紅茶を 生活に刻まれたオーストラリアの歴史』(藤川隆男、2007年、大阪大学出版会), p160-161

*2 『エリア・スタディーズ7  オーストラリアを知るための58章 【第3版】』「アボリジニ アウトバックと都市との違い」(越智道雄、2010年、明石書店),p198-201

*3 『エリア・スタディーズ7  オーストラリアを知るための58章 【第3版】』「ヴェトナム系の出世頭の有為転変 キャブラマタの主、事件の渦中に」(越智道雄、2010年、明石書店),p282-284

*4 『物語 オーストラリアの歴史 イギリス植民地から多民族国家への200年 新版』(竹田いさみ・永野隆行、2023年、中公新書),p229-230

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